脱炭素・循環型社会実現への貢献

私たちが目指す方向性
環境方針に基づき、環境問題の重要性を認識し、事業活動における環境負荷の低減などの環境保全に取り組み、脱炭素・循環型社会の実現を目指します。
環境方針
『私たちは、旅客自動車運送事業をはじめとする企業活動における環境問題の重要性を理解し、環境負荷の低減など環境保全に一人ひとりが積極的に取り組みます。』
環境負荷の低減の取組み
環境にやさしいバスの導入
停車の際、自動的にエンジンが停止する装置を搭載したアイドリングストップバスを1995年から導入しているほか、エンジンとモーターを組み合わせ、環境性能を強化したハイブリッドバスや、車体を2両繋げて一度に多くのお客様にご乗車いただける連節バスも導入しています。
また、2023年3月からは、公共交通におけるさらなる環境負荷の低減や脱炭素社会に向けた取組みの一環として、電気(EV)バスも導入しています。
導入車両数(2025年3月末現在)
・電気(EV)バス 9両
・アイドリングストップバス 573両
・ハイブリッドバス 8両
・連節バス 2両


サイクル&バスライドの実施
「大安寺」「宮跡庭園・ミ・ナーラ前」などの9停留所でサイクル&バスライドの実証実験を実施しています。サイクル&バスライドは、自宅や職場などからバス停に隣接する駐輪場まで自転車で行き、路線バスに乗り換えて目的地に向かう移動方法で、交通量の減少による渋滞の解消、また排気ガスによる大気汚染や二酸化炭素排出量の削減にもつながるほか、健康増進にもつながります。

バス営業所等での太陽光発電
奈良交通総合センター(管理棟・車庫棟)、築山自転車センター、新大宮北自転車センター、自動車教習所の計5か所で太陽光発電パネルを設置しており、CO2削減等クリーンなエネルギー社会の実現に貢献しています。

グリーン経営認証の取得
奈良貸切営業所では、企業の環境保全活動への取組み意欲を向上させ、運輸業界における環境負荷の低減につなげることを目的として創設された制度の「グリーン経営認証」を取得しています。

エコ通勤優良事業所認証の取得
本社では、2010年3月31日にエコ通勤優良事業所認証を全国のバス事業者で初めて取得しました。社員の環境に対する意識の向上を図り、公共交通機関の担い手としてエコ通勤の推進に、より一層取り組んでいきます。

省資源化への取組み
既存物件等における照明器具のLED化
既存物件において、照明器具を蛍光灯からLED照明に順次更新することで、消費電力を削減し、CO2排出量削減に努めています。

食品ロスの削減
ミスタードーナツやリトルマーメイド、道の駅レスティ唐古・鍵では、商品の在庫状況に応じて割引販売を実施することで食品ロスの削減に努めています。また、運営受託している民間企業の社員レストランでは、生鮮食品の一時加工後に真空保管しているほか、その他の飲食店舗でも、仕入れ数や仕込み数の適正な管理に加え、食材の保管方法や期限管理の徹底により食品ロスの削減に努めています。
レジ袋の有料化またはバイオマス比率の高いレジ袋の使用
当社飲食店舗等では、レジ袋(バイオマス比率の高いレジ袋)の有料化を実施しています。(全店)

資源の有効活用の取組み
オンライン申請・申告によるペーパーレス化の推進やリサイクルトナーの利用、使用済乗車券や整理券の再利用資源としての専門業者への提供など、資源の有効活用に努めています。