80年の歩み(バス事業編)
奈良交通創立80年の歩みを振り返ります。
大正6年5月25日、松山自動車商会が大宇陀・桜井間に1日5往復の運行を開始したことで、奈良県下でのバス事業が始まりました。 その後、幾つかのバス会社が設立・統合を繰り返し、昭和18年7月1日、奈良自動車が吉野宇陀交通、普賢南和乗合自動車、大峯自動車、吉野自動車の4社を合併し、同月23日、奈良交通株式会社が県下唯一のバス会社として発足しました。
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昭和18年(1943年)
7月1日
奈良自動車が吉野宇陀交通、普賢南和乗合自動車、大峯自動車、吉野自動車を合併
7月23日
奈良自動車株式会社が商号を奈良交通株式会社に変更(奈良交通株式会社創立)
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昭和19年(1944年)
太平洋戦争の影響により、燃料、人員、資材の不足
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奈良支社・平坦部路線の運行をほぼ全て休止
吉野支社・主要路線のみ回数を極度に削減し運行 -
昭和21年(1946年)
笠置線の復活を皮切りに、休止路線復活、新路線開通
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昭和24年(1949年)
4月
奈良県下における貸切事業を開始
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昭和25年(1950年)
12月20日
定期観光バス「奈良市内名所めぐり」運行開始
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昭和30年(1955年)
7月10日
定期観光バス「法隆寺・西の京めぐり」「法隆寺めぐり」運行開始
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昭和32年(1957年)
4月15日
定期観光バス「春日・若草山めぐり」「新若草山めぐり」運行開始
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昭和35年(1960年)
4月1日
大阪府下における貸切事業を開始
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昭和36年(1961年)
4月17日
京都府下における貸切事業を開始
7月7日
大台ヶ原線の運行開始
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昭和37年(1962年)
6月21日
奈良市内循環線にワンマンカー導入、以降ワンマン化の推進
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昭和38年(1963年)
3月1日
新宮線特急バス(奈良大仏前~十津川温泉~新宮駅)運行開始
5月1日
定期観光バス「飛鳥・法隆寺めぐり」運行開始
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昭和42年(1967年)
7月9日
奈良天理線等に後乗り、前降りによる整理券方式多区間ワンマンカー導入、以降急速にワンマン化進展
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昭和45年(1970年)
3月15日
「大阪万博」開幕、会場へ直通バス運行(~9月13日)
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昭和46年(1971年)
7月13日
日本初、テレビによる後方確認装置付ワンマンカー導入開始
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昭和47年(1972年)
7月13日
車体にシンボルマーク「鹿」を装着
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昭和48年(1973年)
7月16日
奈良新宮線、奈良湯の峰線に冷房車導入、以後冷房化推進
7月20日
奈良市老春手帳優待乗車証による乗車取扱開始
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昭和50年(1975年)
4月7日
東吉野村で特定旅客自動車運送事業を開始
4月20日
乗合バス一日フリー乗車券など、観光客の利便を図る乗車券を各種発売開始
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昭和52年(1977年)
4月1日
山間部路線に自由乗降制を実施
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昭和54年(1979年)
12月13日
乗合バス「ひまわり回数券」「学期別定期券」「均一ワイド定期券」を新設
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昭和55年(1980年)
4月1日
奈良市有朋・愛護手帳優待乗車証による乗車取扱開始
10月1日
十津川村営バスの運行管理業務の受託(十津川方式)を開始
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昭和57年(1982年)
1月15日
定期観光バス「早春の旅」(季節限定)運行開始
3月30日
東山線にバスの接近を知らせるメロディーバスを初めて運行、以後山間路線に導入
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昭和58年(1983年)
3月26日
スケルトン構造車を導入
ボディカラーをクリーム・ブルー・オレンジの3色に変更 -
昭和59年(1984年)
7月1日
東吉野村の村内路線に小型バス運行開始、以後各村で小型バス化を推進
9月5日
奈良法隆寺線を「奈良公園・西の京・斑鳩回遊ライン」として運行開始
9月8日
「わかくさ国体」開催、シャトルバス運行(~9月11日、10月12日~10月17日)
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昭和60年(1985年)
3月25日
学園前駅南北道路で朝のマイカー規制開始
6月9日
平群住宅線の運行開始により、奈良県下全ての市町村で路線バスが運行
8月27日
パノラマカーを導入
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昭和63年(1988年)
3月5日
エヌシーバス株式会社設立
4月1日
南紀開発株式会社から乗合事業および貸切事業を譲受
太地線(太地駅~くじら館~町営グランド間)運行開始
和歌山県下における貸切事業を開始4月21日
バス総合案内情報システム稼働
4月24日
「なら・シルクロード博」開幕、シャトルバス運行等の観客輸送(~10月23日)
8月6日
夜行高速バス奈良新宿線運行開始
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平成元年(1989年)
2月28日
夜行高速バス横浜線運行開始
6月1日
夜行高速バス高田新宿線運行開始
8月3日
夜行高速バス埼玉線運行開始
10月4日
バスカードシステム導入
10月5日
夜行高速バス千葉線運行開始
12月20日
夜行高速バス福岡線運行開始
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平成2年(1990年)
4月1日
「国際花と緑の博覧会」開幕、会場への直行バス運行(~9月30日)
10月16日
深夜バス運行開始
12月1日
深夜急行バス「はんな号」運行開始
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平成3年(1991年)
3月25日
夜行高速バス高田新宿線を五条バスセンターまで延伸
3月25日
夜行高速バス横浜線を五位堂駅および神奈川中央交通本郷車庫まで延伸
4月12日
夜行高速バス埼玉線を生駒まで延伸
6月21日
夜行高速バス千葉線を学研都市田辺まで延伸
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平成4年(1992年)
3月20日
定期観光バスに2階建てバスを導入
10月17日
ボディカラーをグリーンとアイボリーホワイトに変更
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平成6年(1994年)
9月4日
リムジンバス奈良関空線運行開始
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平成7年(1995年)
9月11日
トイレ付観光バス「ディア」を導入
10月4日
リフト付乗合バスを導入
12月5日
アイドリング・ストップ付乗合バス運行開始
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平成9年(1997年)
3月18日
乗合バスに土曜日ダイヤを導入
9月5日
リムジンバス学研関空線運行開始
10月16日
夜行高速バス埼玉線を大阪あべの橋まで延伸
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平成10年(1998年)
4月21日
アイドリング・ストップ付ワンステップ乗合バスを導入
7月18日
リムジンバス大阪空港線運行開始
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平成11年(1999年)
3月27日
定期観光バス「世界遺産ぐるっとバス」運行開始
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平成12年(2000年)
3月2日
夜行高速バス新宿線に2階建バス「エアロキング」を導入
3月18日
「淡路花博」開幕、会場への直行バス運行(~9月17日)
3月30日
夜行高速バス福岡線を休止
4月21日
リフト付観光バスを導入
7月19日
敬老定期券「奈良交通ゴールド倶楽部」を発売
7月20日
ならまちバス(運賃100円)の試験運行
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平成13年(2001年)
3月31日
奈良USJ線運行開始、夜行高速バス埼玉線をユニバーサルスタジオジャパンまで延伸
9月4日
夜行高速バス千葉線を東京ディズニーシー経由に変更
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平成14年(2002年)
3月31日
和歌山県下における貸切事業を廃止
7月10日
「夏休みどこでもパス」の発売開始
9月4日
乗合バスにLED式行先表示器を採用
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平成15年(2003年)
9月1日
明日香村周遊バス(赤かめ)運行開始
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平成16年(2004年)
3月22日
バス時刻・運賃案内システムを近鉄奈良駅に設置
4月8日
「浜名湖花博」開幕、会場への直通バス運行(~10月11日)
4月23日
リムジンバス八木関空線運行開始
4月29日
定期観光バス「奈良公園三名所(A3)」コースにボンネットバス導入
12月15日
ICカード乗車券「CI-CA(シーカ)」の運用開始(平成18年2月1日全線運用)
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平成17年(2005年)
1月22日
世界遺産ぐるっとバスに4か国語案内対応のCNG車2両導入
「愛知万博」開幕、会場への直行バス運行 (~9月25日)4月29日
奈良法隆寺線、観光推奨バス路線の指定を受ける
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平成18年(2006年)
3月27日
近鉄けいはんな線開業に伴い、光台住宅線ほか22路線を再編
6月28日
高速バス徳島線運行開始
8月1日
バスカードの利用を停止
11月1日
リムジンバス全4路線にバスロケーションシステム導入
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平成19年(2007年)
2月28日
夜行高速バス埼玉線を休止
3月1日
レトロ調バス「バンビーナ」市内循環線に導入
4月1日
ICカード「PiTaPa」「ICOCA」による乗車サービス開始
4月27日
高速バス名古屋線運行開始
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平成20年(2008年)
1月28日
奈良営業所・奈良貸切営業所がグリーン経営認証取得(平成24年3月19日全営業所で取得)
2月1日
高速バス徳島線を休止
10月1日
夜行高速バス横浜線と千葉線を統合し、東京ディズニーリゾート・横浜線運行開始
12月1日
デジタルタコグラフの運用開始
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平成22年(2010年)
4月24日
「平城遷都1300年祭」開幕、シャトルバス運行等の観客輸送(~11月7日)
9月18日
「第27回全国都市緑化ならフェア」が馬見丘陵公園で開幕、会場への臨時バス運行(~11月14日)
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平成23年(2011年)
9月2日
台風12号豪雨災害による道路崩落などで、八木新宮線、十津川線など多数路線が運休(八木新宮線は11月1日、運行再開)
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平成24年(2012年)
6月18日
夜行高速バス東京ディズニーリゾート・横浜線を東京スカイツリータウン前経由に変更
8月1日
ゴールド倶楽部定期券の1年券を新設。運転免許の自主返納者に1年券を初回に限り無料配付する制度を導入
10月28日
リムジンバス奈良関空線の一部を関西国際空港第2ターミナルまで延伸
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平成25年(2013年)
3月1日
八木新宮特急バス運行50周年記念式典を開催
3月17日
市内循環線のレトロ調バス「バンビーナ」の運行を休止
4月26日
ボンネットバスを利用した定期観光バス「ボンネットバス シーカくん号で巡る西の京」コースを運行
7月22日
市内循環線を黄色基調のラッピングに変更
9月19日
貸切バス事業者安全性評価認定制度一つ星を取得
12月20日
モバイル端末用アプリ「奈良バスなび」を運用開始
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平成26年(2014年)
7月1日
フリー乗車券の全券種に英語を併記、くるり奈良バスMAPをフリー乗車券の購入者に配布
10月1日
夜行高速バスに幅運賃制度を導入
10月8日
高速バス奈良・四日市長島線運行開始
10月26日
市内循環線に乗合大型ハイブリッド車両を導入
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平成27年(2015年)
2月12日
定期観光バスに英語・中国語の音声ガイドを導入
6月1日
深夜急行バスはんな号をリニューアルし、3路線に拡充
9月15日
貸切バス事業者安全性評価認定制度二つ星を取得
9月28日
高速バス四日市長島線を休止
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平成28年(2016年)
3月22日
京都学研線(京都駅~けいはんな学研都市)の実証運行
4月1日
交通系ICカード全国相互利用サービスの運用開始
4月1日
JR奈良案内所に外国語(英語・中国語)対応窓口を設置
4月4日
夜行高速バス奈良新宿線・五條新宿線をバスタ新宿に乗り入れ
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平成29年(2017年)
1月28日
関西空港リムジンバスのほぼ全便を関西国際空港第2ターミナルに乗り入れ
3月1日
高速バス・空港リムジンバスの無料Wi-Fiサービス開始
5月27日
宇陀市道の駅宇陀路大宇陀で「奈良のバス100周年記念フェスタ」を開催
9月1日
貸切バス全車両にIP無線を搭載し運用開始
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平成30年(2018年)
3月26日
「奈良バスなびweb」にてバス位置情報案内バスロケーションシステムの共用開始
3月30日
連節バス「YELLOW LINER 華連」運行開始
4月1日
「学生定期券」の発売開始
7月9日
フリー乗車券「奈良公園・西の京 世界遺産 1-Day Pass」のスマホアプリでの発売開始
10月5日
近鉄・JR奈良駅構内にバス総合案内システムを設置
12月3日
バスロケーションシステムの導入範囲を拡大
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平成31年(2019年)
4月1日
貸切バス特別仕様車「朱雀」運行開始
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令和元年(2019年)
6月1日
ゴールド倶楽部定期券をICカード化・制度変更し、奈良交通ゴールドパスに改称
6月1日
貸切バス全車両に緊急通知システムを導入
7月
高速・空港リムジンバス(13両)、貸切バス(63両)に車線逸脱警報システムを導入
9月
一般路線バスにドライバー異常時対応システム(EDSS)付車両を導入
12月16日
関西空港リムジンバスにリフト付き車両を導入
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令和2年(2020年)
1月6日
大和八木駅改札口前にバス案内発車表示器を設置
3月1日
貸切バス特別仕様車「青龍」運行開始
3月13日
奈良県コンベンションセンター停留所にバス総合案内システムを設置
4月1日
深夜急行バスはんな号3路線を廃止
6月1日
深夜バスを廃止
8月
乗合バス全車両に抗ウイルス・抗菌加工を施工
9月18日
貸切バス全車両にプラズマクラスター発生装置を搭載
10月1日
貸切バス特別仕様車「白虎」「玄武」運行開始
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令和3年(2021年)
3月19日
大和西大寺駅南北自由通路にデジタルサイネージを設置
8月19日
東京2020パラリンピック輸送に参画し、期間中に延べ490台の貸切バスが選手および大会関係者を輸送(~9月7日)
12月27日
貸切バス事業者安全性評価認定制度最高位の三つ星を取得
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令和4年(2022年)
2月1日
「サイクル&バスライド」の実証実験を開始
3月24日
学園前駅北口にデジタルサイネージを設置
4月27日
夜行高速バス東京ディズニーリゾート・横浜線を大和西大寺駅南口に乗り入れ、再編
10月1日
八木新宮線の土日祝日の一部便において観光特急「やまかぜ」運行開始
12月16日
全室扉付き完全個室の夜行高速バス「ドリームスリーパー奈良・大阪⇔東京号」運行開始
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令和5年(2023年)
1月24日
定期観光バスでVRコンテンツを活用したコースの運行開始
3月1日
自動継続型金額式ICカード定期券「CI-Ca plus」の販売開始
3月21日
EV(電気)バスをぐるっとバス等で運行開始