挑戦#3 「観光バス リモート案内システム」の導入
【NTT西日本×奈良交通】
修学旅行をはじめとした旅行や観光でご利用いただく観光バスの車内において、「観光バス リモート案内システム」の本格運行を開始しました。
遠隔案内基地局と観光バス車内をつなぐシステムの導入により、1人のバスガイドが複数のバスを同時にご案内することが可能になります。モニター越しながら車内のお客さまが基地局のバスガイドとコミュニケーションを取ることもでき、今までと変わらずご質問やお問合せにもリアルタイムにお応えします。また、車内では修学旅行生と年齢が近い大学生等の「交流ナビゲーター」が同乗し、目的地までのアテンド等、バスガイドに代わってお客さまをサポートいたします。
バスガイド自身がご案内するだけでなく、動画コンテンツの一括発信や、バス間のコミュニケーションも可能なため、お客様の要望に合わせた、より多角的で充実した新たなコンテンツを提供することが可能になります。
複数のバス車内と同時に連携が可能な本システムの特徴を活かしながら、バス車内での時間を、より楽しく充実したものとするコンテンツの開発・提供に取り組んでまいります。
担当者の想い
自動車事業本部 観光事業部
貸切バスグループ
大谷グループ長
時代とともにバスガイド（案内業務）に対する要望が変化していることを感じ始め、NTT西日本様に「新しい案内サービスを作り上げたい」ので協力いただきたいと申し入れました。バスガイド自身がご案内するだけでなく、動画コンテンツの一括発信や、バス間のコミュニケーションも可能なため、お客様の要望に合わせた、より多角的で充実した新たなコンテンツを提供することが可能になります。
また、検討当初から、リモート案内だけではお客様の満足度を満たせないと考えていました。バス車内の案内だけでなく、お客様の誘導や補助という実務に加え、「人との触れ合い」という旅の醍醐味を加える人材が必要と考え、バスガイドは、道中のご案内を遠隔より実施し、交流ナビゲーターが、ご案内以外の従来のバスガイド業務（立ち寄り地での先導や点呼など）を実施いたします。
今後も、複数のバス車内と同時に連携が可能な本システムの特長を生かしながら、バス車内での時間を、より楽しく充実したものとするコンテンツの開発・提供に取り組んでまいります。
